BM100万円説(仮説)


(1)ポルシェ 400 万円説
ポルシェ 400 万円説という言葉をご存知でしょうか。これは 100 万円のポルシェを買えば修理代に 300 万円かかる。300 万円のポルシェを
買っても修理に 100 万円かかる。結局、ポルシェをそれなりの調子で乗ろうと思えば最低 400 万円はかかるというものです。もっとも最近は
物価の上昇に伴い 400 万円ではなく、500 万円と言われているようです。

(2)BMW にあてはめると
これを古い BMW にあてはめてみるとどうなるでしょう。前提は次の条件です。


          購入代金は 30 万から 50 万程度。
          車種は 3 シリーズ。
          修理は工場に依頼する。
         
私の感覚では 100 万円程度かかるのではないかと思います。これは購入直後にというわけではありません。購入してから数年の内にです。
大体この値段で購入できるとなるとそれなりに年式がたっていますので、そのままで乗り続けるのは厳しい状態です。大抵マフラーあたりが
怪しくなっており、結構勇ましい音がします。消耗品は最低限交換します。
これで走っていますと、そのうち BMW ってこんなもの?っていう疑問がわいてきます。高速を走っても噂ほど安定しません。ブレーキも効き
が良くありません。ひょっとするとこれは部品のへたりによるものではないかと思うようになります。そうなると足回りの交換(ブッシュ、
サスペンション等)やらブレーキ回りのオーバーホールなどを行い、車検も加えると 100 万円くらいかかってしまいます。

これは他の方のホームページを読んでナルホドと思ったのですが、BMWの性能を維持するにはマメにメンテナンスをする必要があるようです。
BMW
の場合ネジも締めつけトルクが厳密に指定されているように、各部品についても限界がはっきりしており、それを超えると途端にバランスが
崩れるようです。中古で買った際、BMWってこんなもの?と思うのは多分これが原因です。私の車もそうでしたが、魅力を感じるようになるまで
にブレーキローター、ブレーキパイプ、サスペンション、足回りのブッシュ、ロアアーム等、基本的なところは一通り交換しました。

(3)一気に直すべきか
合理的に考えると購入時に一気につぎこんで直した方がいいのでしょうが、妻帯者の場合はやはり初期投資を抑えて、こつこつ分散して投資して
いった方が長く乗り続けるためにはいいかもしれません。30 万円の車を買うと同時に修理代 70 万円をかけることを理解してくれるとは思えません
からね。 これからも調子を維持していくためにはマメなメンテが必要です。