クルマの一部を再塗装することにしました。ウチのクルマはオパールグリーンメタリックという色です。鶯色のメタリックといえば分り
やすいでしょうか。12 年前に購入した時、既にもうボンネットの色褪せは目立ちました。少しは気になったのですが、いつまで乗る
ことができるか分らなかったことと、走行部分のメンテナンスにお金を回すのが精一杯で塗装まで手が回らなかったというのが正直な
ところです。
今まで知り合ったクルマ関係の方は皆さん大人のため、面と向かって「塗り替えた方が良い」という方はいませんでしたが、言葉の
端々から「何で塗り替えないのか」という雰囲気を感じることはありました。
今回、再塗装することになったのはカミさんの希望によるものです。今までは私しか運転しなかったので、歩行者の視線は私に
向かっていました。歩行者が「汚い BMW」と思ったとしても、視線は私に向けられて助手席のカミさんには向かっていませんでした。
ところが、カミさんが一人で運転するようになると歩行者の視線はカミさんに向かいます。それが恥ずかしいといいだしたのです。
何で今さらという気もしませんが、運転するようになった動機が、私の母親の入院によるもののため、運転を阻害するような要因は
極力排除しなければなりません。そんなことから、色が褪せたボンネットと、ペイントが剥離してきた左右のフェンダーを再塗装する
ことにしました。
何で、全塗装にしないのかって? それは費用対効果の観点からです。日ごろお世話になっている工場に相談したところ、全塗装を
すると、私がこのクルマを購入した代金の 2 〜 3 倍かかるとのことです。愛着はありますが、さすがにこのクルマにそれだけの費用を
つぎ込む勇気はありません。加えて、ウチは青空駐車のため、折角、全塗装してもそれを維持できる環境がないことも一因です。
将来、そのような日がくるか分りませんが、ガレージ保管ができるようになった暁には全塗装することがあるかもしれません。
しかしながら、塗装を決めた矢先にカミさんがクルマをこすったので、再塗装しても、「汚い BMW」から擦り傷だらけの「危ない BMW」
にしかならないかもしれません。トホホ。
(2006年11月18日)
クルマが戻ってきたので画像をアップします。(前から見ると)新車のようです。ますます愛着が湧いてきます。こすった箇所は
再塗装の範囲外ですが、プロによる磨き処理で殆ど目立たなくなっています。
塗装前: フェンダーのピンクの箇所は塗装が剥げています。
塗装後: ボンネットが光っています。
(2006 年 12 月 18 日)