ハザード・スイッチ(その3)


以前、オークションに出ていた E21 の写真を見ていて気になったことがあるので、ハザード・スイッチ(その 2)に関連して書きます。



この写真は、オークションに出ていた画像を引用したものです。時計の位置などから初期型のように思われます。注意して見て
いただきたいのは、ハザード・スイッチがセンター・コンソールになくて、メーターの下(ハンドルの陰部分)にあるように見える
ことです。後期型ではデジタル時計の調整ボタンがある位置です。



こちらの写真は、後期型の私の E21 です。ハザード・スイッチはメーターの右側、ブロアー・スイッチの上にあります。ちなみに、
コンソールの上(写真で見るとケーブルを束ねているあたり)にスリットが入っている箇所が見えます。これは取り外しが可能に
なっており、これを外して中からハザード・スイッチを押すと簡単に外れます。おかげで、私でも簡単にスイッチを交換できます。

ところが、初期型はスイッチの形状も違いますが、外すには、メーター・パネル下のカバーを外してからあれこれしないといけないようで、
整備性が悪そうです。

したがって、初期型時点でハザード・スイッチの故障が頻発して整備性に問題があることが分かったので、マイナー・チェンジの際に
スイッチの場所を移動し、なおかつ交換しやすいように、コンソールの上が取れるようにした、というのが私の推測です。

でもね、初期型のスイッチは年代的に 02 や E12 と共通部品ではないかと想像しますが、02 や E12 で、ハザード・スイッチの
問題ってあまり聞いたことがありません。また、BMW AG も、スイッチ自体の改善を施さずに、スイッチの交換を前提とした
マイナー・チェンジするとも考えられません。

というわけで、自分の仮説も半信半疑です。本当のところはどうなんでしょう。
(2012年7月16日)


E21 乗りの S 山さんから、スイッチの位置変更の理由は「ドライバーに異変が起きたときに、助手席からでもスイッチが押せるように」
であると教えていただきました。ナルホド、これは合理的な理由なので納得です。S 山さんありがとうございました。
(2014 年 5 月 6 日追記)