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日々雑感(2004)

日々の雑感をつづっています。最上段が最新です。
2004年9月20日 誕生祝い



子供がようやく2歳になりました。やっと2歳、もう2歳、どちらにも感じます。これまで
大病をすることなく健やかに育ってきました。有難いことです。

1歳の誕生日は本人が何も感じることはできないので、特に何をするでもなくすごしましたが、
今年は多少なりとも何かを感じることができる年齢になったため、ケーキとプレゼントで
お祝いをすることにしました。ケーキはカミさんお手製のケーキです。子供はと言えば、
何が何やらよく分からないけれど、両親、おじいちゃん、おばあちゃんを周りにはべらせて
ケーキを食べることができて嬉しそうです。手でクリームをつかむので、手や口の周りが
クリームだらけです。

ケーキも食べたし、次はプレゼントの登場です。木製のレールと汽車のセットです。この汽車は
自走することができず、手で押してやらねばなりません。これを選ぶにあたり、2、3週間前から
トイザラス、湯沢屋などのおもちゃ屋を巡って何がいいか思案してきました。子供は電車が
好きなようなので、カワダのプラレールにするか、それとも発展性があるレゴにするかカミさんと
話したもののすっきり結論はでませんでした。

昨日、念のためにということで、原宿のボーネルンドに行ったところ、子供が汽車のセットから
離れなくなったため、これを選ぶことにしました。簡単なセットなので、すぐ飽きちゃうんじゃないか
と心配しましたが、全くの杞憂でした。子供は汽車のことを覚えており、箱を見せるなり一目散に
駆け寄ってきました。それから寝る時間まで飽くことなく、ひとりで黙々と汽車を押したりひいたりして
遊んでいました。

それを見ていて、子供の集中力に驚かされるとともに、子供には年齢相応のおもちゃが必要な
ことをあらためて感じました。大人からすれば一見つまらないおもちゃでも、2歳の子供にとっては
意味のあるおもちゃなのです。暫くは汽車から離れないことでしょう。

2004年9月20日 楽しい日曜日

ここ2週間ほど週末は天気が芳しくなく、子供と散歩にも行けないのでフラストレーションが
溜まっていました。久しぶりに晴れたので家族3人で井の頭動物園に行ってきました。
今まで2回ほど行ったのですが、子供には未だ早すぎたようで何の反応も示さなかったり、
寒くて早々に引き上げたりと、満足してはもらえませんでした。

今回は日ごろの絵本での学習?が効果を奏したらしく、「パオーン」(象のこと)と象舎の前から
暫く離れません。私が子供の頃からこの動物園にいる花子さんを私の子供が見てると思うと
不思議な感じです。

次は園内の小さな遊園地に回ります。電気自動車に乗って喜んでいます。まだ、本人は
ハンドル操作ができませんけれど、ハンドル操作できるようになったらもっと熱中するでしょう。
メリーゴーランドはなぜか緊張したようで、カミさんしか笑っていません。
子供は昼寝も忘れ、3時間近く楽しみました。

さすがに疲れたのか5時過ぎに昼寝です。子供が昼寝をしているのをいいことに久しぶりに
「きんとき庵」に寄ることにしました。「きんとき庵」は吉祥寺駅と井の頭動物園の間にある小さな
料理屋です。子供が産まれる前はたまに行っていましたが、子供ができてからはご無沙汰
していました。「ああ、良かった」。奥さんは未だ私達のことを覚えてくれていました。
久しぶりにおいしいお料理を頂きます。他のお客さんが来たことと、子供も目を覚ましたことから
1時間半ほどで切り上げます。それでも私もカミさんも久しぶりに酔ってご機嫌です。
楽しい日曜日でした。

2004年8月14日 映画を見てきました

先日、現在公開中の「ワイルドレンジ」という西部劇を見て来ました。

カミさんと交渉の末、二人で一緒に映画を見に行くことは当分できないので、お互い交替で好きな
映画を見に行こうということになり、その第一回目です。

ケビン・コスナーが監督、主演の映画にもかかわらず東京では銀座と新宿の小さい劇場でしか
公開していません。西部劇なんて大きい劇場で公開しても割に合わないとの判断なのでしょうか。
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」の時は鳴り物いりで宣伝していたのとえらい違いです。
ケビン・コスナーは「シルバラード」「ダンス・ウィズ・ウルブズ」と西部劇に多く出演しているので、
多いなあとは思っていましたが、西部劇好きであることを後から知りました。偶然ではなかったん
ですね。

映画自体は西部劇が好きな人が作ったんだろうなあ、と思わせるような作りで満喫することが
できました。西部劇ファンでなくとも、見ているだけで幸せになれるような風景、カット、安心して見る
ことができるストーリー展開。加えてリアルな描写です。
リアルな描写というのは、私が子供の頃に日曜洋画劇場でみていた西部劇とは異なるということです。
従来の西部劇では西部の街の生活シーンや、普段のカウボーイ達の生活、決闘前の当事者達の
心理描写、決闘中に発生する弾の装填シーンなどは画面に出てきていませんでした。今回の映画
ではその点も克明に描いているのが新しい点でした。
最後に見た西部劇は1993年公開の「許されざる者」です。クリント・イーストウッドが主演、監督した
ので期待して行ったものの全然駄目でした。当時の評価を探したところ星がひとつもついていなかった
のでよほどひどかったのでしょう。その点、今回の映画はストーリー性もあり上出来です。

まあ、私の年齢でも西部劇が好きという人は殆どいません。今回見にいった劇場でも私は若い方でした。
従って西部劇を見なければいけないなどとは言いませんが、いい映画はもう少し大勢の方が見にいくことが
できるように多くの劇場で公開して欲しいものです。


2004年8月14日 面白いテレビ番組

テレビの番組で中古車のオーナーを遡って尋ねるという番組をしていました。何でも金曜の夜7時から
やっている番組の中で不定期にしているそうで、カミさんがビデオにとっておいて見せて
くれました(エライ!)。
番組は中古車屋に並んでいるクルマを選び、そのオーナーを新しい方から古い方へと遡っていくもの
です。今回は3人のオーナーが登場しました。車は昭和48年製のトヨタ カリーナです。完全な
ノーマルではなく、少し走り屋風の外観になっています。

まずはこのクルマを最後に手放したオーナーを尋ねます。年頃の娘さん2人を持つ40代後半の
ご夫婦でした。故障続きだったそうで親子で良くクルマを押したと楽しそうに話していました。
楽しそうだった割に1年ちょっとで手放したところをみると、やっぱり手のかかるクルマに音をあげた
ように思いました。年頃の娘さんはクルマ押すのは嫌でしょうからね、

次は小さいお子さん1人を持つ30台半ばのご夫婦です。程度の悪かったクルマを旦那さんが手間と
お金をかけて復元したそうです。テレビの取材に不審気な表情をしていた旦那さんがクルマを見るなり
「オオッ」と声をあげ、クルマに乗り込んでいきます。アクセルをふかし、メーター類を真剣な眼差しで
確認しています。それを見て、旦那さんはこのクルマが本当に好きだったんだなあと感じました。
奥さんとデートしたのも、プロポーズしたのも、妊娠した奥さんを病院に運んだのもこのクルマだった
そうです。
そんなに愛着があったのになぜ手放したかというと、奥さんの反対でした。クーラーがないため、
お子さんが汗疹だらけになり、それで買い替えたとのこと。売るときは旦那さん泣いたそうです。
ソウダロウナー。旦那さんは手放す経緯を話しているうちに目が潤んできています。
K島家のパターンと同じです。違うのはウチのクルマにはクーラーがついており、まだ乗り続けている
点です。カミさんは「ホラネ」という顔をしています。イヤ、デモ、ウチノクルマハクーラーガツイテ
イルカラ…。

最後に一番初めにこのクルマを購入したオーナーを尋ねます。50代後半の男性でした。音を聞いて
すぐ分かったと嬉しそうに出てきました。この男性が免許を取った際に、一緒に住んでいたお祖父さんが
買ってくれたそうです。お祖父さんは孫の運転するクルマの助手席に乗ることが好きだったそうです。
最後にお祖父さんを病院に運んだのもこのクルマです。お婆さんは未だご存命で、そのお婆さんが
「お祖父さんにも見せたかったねえ」と言うのが印象に残りました。

というわけで、この番組はバラエティ番組の1コーナーにすぎないのですが、テレビの特性を活かした
上質なドキュメンタリーになっているのでした。また、やらないかなあ。それともウチのクルマでオーナー
探しをやってみようかなあ。

2004年7月19日 振袖火事

振袖火事って知ってますか? 江戸で1657年に発生した大火事で明暦の大火と呼ばれています。
京都の人が「この前の戦争」と言ったら第二次世界大戦ではなく、応仁の乱というのは良く聞く話
ですが、まさか東京でも似たようなことがあるとは思いませんでした。

先日、義理の姉の実家に遊びに行きました。義理の姉は千代田区麹町の出身、その兄嫁は
新宿区柏木町の出身です。私も東京出身ですが、いわゆる東京都下出身なので、この方達に
かかると田舎モノ扱いされてしまいます。話をしていたところ、「××さんの家は振袖火事の前から
武蔵野にいたらしい」と言うので、てっきり「関東大震災」「東京大空襲」と似たような近世の火事の
話かと思ったらとんでもありません。江戸時代の火事の話でした。
昔の災害をつい最近のように言うのは京都の人だけではなかったんですね。ちょっと驚きました。

また、兄嫁の実家が江戸川区に越したことについて、「川向う」と表現するのも新鮮でした。隅田川
沿いの方が未だに隅田川を大川と呼ぶことは聞いたことがありますが、墨田川、中川より東を指して
「川向う」という表現をするのは新鮮でした。

東京の中心に昔から住んでいるご家族はどのようなお話をしているのか、ちょっと興味が湧きました。

この話を私の親父(長野県出身)にしたところ、三鷹の上連雀、下連雀あたりも神田あたりから火事で
焼け出された人が移ってきたのが発端だと言われました。それが証拠に昔は神田の万世橋あたりに
連雀町と言う地名があったそうです。思わぬところで江戸から東京への繋がりを勉強することに
なりました。


2004年7月19日 日本橋三越

先日、日本橋三越に行って面白かったので報告します。

以前、何かのお祝いで三越デバートの商品券を頂きました。新宿の三越で使おうと思ったものの、
新宿三越は店舗を縮小して品数が少なく、欲しいものがありません。カミさんから品揃えが多そうな
日本橋か銀座の三越に連れて行け、とリクエストがあったのでクルマで行きやすそうな日本橋に
行った訳です。

日本橋の三越に入るのは初めてです。伝統を感じさせる古い建物で、東京都の文化財に指定されて
います。中に吹き抜けがあるのは銀座の松屋と同じです。吹き抜けの天井には飾りガラスがついて
います。ひょっとするとある時期の百貨店建築のはやりだったのかもしれません。
ひたすら床面積の広さだけを競うような最近の百貨店にはない作りのため、新鮮な感じがします。
入って驚いたのは置いてある商品が高額なことです。ベビー用品売り場で初めてマクラーレン製の
ベビーカーを見ました。「おいおいマクラーレンのベビーカーだよ。こんなのがあるんだな」と
話している横を、そのベビーカーに子供を乗せた夫婦が通りかかります。買う方がいるんですね。
家具売り場では机の上に東芝のDynabook(ノートPC)が置いてあります。漆塗りで65万円です。
漆塗りのPCを初めて見ました。

時計売り場に行くと新宿のデパートあたりでは見かけない、バセロン、パティック・フィリップ、
オーデマ・ピゲなど、値札の0の数が2つくらい多い時計がたくさんあります。上の方の階には
美術・工芸品のフロアがあり、14代目柿右衛門展示会を行っていました。かねてから高名な
美術家、陶芸家の方はどのようなところで作品を売買しているのだろうかと思っていましたが、
こういう場所だったのですね。子供がいたずらして触ったりしないように注意しながら通り抜けます。
(落して傷でもつけたら大変!)

何と言っても、日本橋店の特徴は店員さんの多さと、その平均年齢が高いことでしょう。至る所に
店員さん(おじさんが多い)が立っており、お客様からサインがあれば、すぐにとんでいけるように
待機しています。紙袋をたくさんもってお客様について回っている店員さんらしき人もいました。
荷物持ちも大事なお仕事です。私に言わせると、日本橋三越は会員制デパートです。私のような
ひやかしの一見客は相手にしておらず、お得意様を相手に商売をしています。多分2割のお得意様が
8割の売上を上げていると推測しました。2−8の比率は店舗にもあてはまるのではないかと思い、
帰ってネットで調べたところ、同じ三越の中でも日本橋店はだんとつの売上です。2003年11月の
売上でいくと、銀座店が56億円なのに対し、日本橋店は273億円もあります。店舗販売以外の
売上が日本橋店には付加されているので売上が増えていることはあるにせよ、店舗の大きさが
さほど違わないのに、日本橋店は銀座店の5倍以上あることになります。

そんなわけで、日本橋店で買い物をすると場違いな雰囲気は否めませんが、クオリティが高い
商品を見ることができるのと、このようなデパートの存在を知る場所としては面白いのではないかと
感じました。

2004年6月17日 飲食店キラー

昨日、義理の妹夫婦と昼食をとりに行きました。近所で行き先を決めることになり、K島家でたまに
利用する国分寺の神谷にいくことにしました。行ったところ、貸し店舗の看板が掲げてありました。
先月行った時は営業してたんですけどね。「K島のジンクス再び」とカミさんが横で呟きます。

カミさんに言わせるとK島が行く飲食店はことごとくつぶれるということになっています。私はバイクに
乗っていたり、散歩するのが好きなことから散歩中に気になる飲食店を見つけ、味を試すのを楽しみに
しています。最近は行動範囲が狭まっているので、なかなか新規開拓はできませんが、一人の頃、
子供がいない頃はそうしておいしい店を見つけては楽しんでいました。見つけ方が見つけ方なので、
見つける店はどうしても不便な場所、分り難い場所にある傾向にあります。人気はないけど、街の
ちょっとしたおいしい店ばかりです。そのような店はまた、値段も良心的だったりします。
これでサラダにコーヒーがついて1000円は安い! なんて具合です。でも、立地が悪いのでどうしても
満員御礼にはなかなかなりません。土日は繁盛しているように見えても、たまたま平日に行くと閑古鳥が
鳴いていたりします。そんなわけで私が見つけた店は、もともと商売が厳しい状況にあるということに
なります(言い訳)。

過去を振り返ってみると次の実績?があります。

 コラション(武蔵野市):トマトのスパゲッティ、アンチョビのスパゲッティが絶品。
               特に何種類ものスパイスが混ぜ合わさったトマトスパゲッティ
               には感動しました。この店を超えるスパゲッティは現れていません。

 葵寿司(武蔵野市) :若い頃に浅草で修行をしたお父さんに幇間、辰巳芸者、裏を返す、
               まぶ、など、江戸を受け継ぐ粋を教えて頂きました。私のことを
               「旦那」と呼んで頂き、少し照れくさいものでした。お父さん元気かな。

 ビラージュ(田無市) :青梅街道から少し引っ込んだところにあったスナックみたいな店。
               ここで生ハムのおいしさに目覚めました。値段もリーズナブルでした。

 ぽこあぽこ(小金井市):創作スパゲッティ屋さん。自家製の麺がおいしさの一つの要素でした。
                ささみの梅肉和えのスパゲッティよもう一度、です。カミさんが妊娠して
                以後に見つけたのであまり行くことができず残念です。音楽の趣味、
                うどんなどの話もできる楽しい店でした。

聞きたい音楽は聞けなくなり、行きたい店はどんどん無くなる。だんだん楽しみを見つけるのが難しく
なってきた今日この頃です。トホホ。

2004年6月17日 悲しいお知らせ(その2)

昨年12月の悲しいお知らせに続き、その2を書かなければいけなくなりました。
私が好きだったギター弾きの城田じゅんじさんが障害過失致死の容疑で5月28日に逮捕されたためです。

5月30日の朝刊記事によると、同居のマネージャーの女性に暴行を加え、死に至らしめたとのこと
です。城田さん(容疑者なのですが、どうしても呼び捨てにする気にならないのでさんづけにしています)
はナターシャセブン解散後、日本に見切りをつけ、妻子をつれて米国に渡りました。そこで寿司屋の
店員(経営者?)をしながらアイリッシュの音楽活動を続け、5年ほど前からアメリカ、アイルランドでも
評価されてきていました。一昨年あたりから日本に来る回数が増えたので、少し不思議に思っては
いましたが、音楽を聞ける回数が増えるのはいいことなので、それ以上の疑問は湧きませんでした。

しかし、新聞記事によるとマネージャーと不倫の関係になった結果、いつからか日本に戻って同居して
いたようです。

坂庭さん、城田さんのコンサートは小さい会場で行うことが多く、どこにいってもマネージャーの方は
元気よくCD,ビデオを販売していました。その2人が犯人と被害者という関係になってしまったのです
からこの驚きは表現のしようがありません。もっともマネージャーの方はきれいな方だったので、
プレーヤーとマネージャーという関係があるにしても、男女が長期間一緒に旅をしていて大丈夫かいな、
と思ったことはありました。

城田さんは昨年12月に亡くなった坂庭さんの追悼CDを5月に発表し、それをもって日本全国をツアー
して回る予定でした。坂庭さん、城田さんのファンは漸く坂庭さんを偲ぶことができるとこのツアーを
楽しみにしていました。かくいう私も6月12日に栃木の今市までコンサートを見に行くことを楽しみに
していた一人です。

私が聞いている音楽の7割は坂庭さん、城田さんに関係するものです。坂庭さんを偲ぶ曲を聴きたい
のですが、坂庭さんの曲を聞けば、どうしても城田さんのことを思い出してしまいます。今はスッキリ
城田さんの曲を聞く気になりません。

そんなわけで、折角買ったスピーカーも手持ち無沙汰になりそうです

2004年6月17日 楽しいゴールデンウィーク



皆さんゴールデンウィークはいかがお過ごしだったでしょうか。もう1ヶ月前のことなので
記憶が風化しちゃいましたか。かく言う私も日常の忙しさに取り込まれています。

K島家では子供を連れて初の東北旅行に行ってきました。愛媛の家内の実家には
何度か連れて行ったことがありますが、それは飛行機を利用してのことです。
陸路を利用して1日以上かかるところに行くのは初めてです。最初はどうなることやらと
思いましたが、トランクに子供用のイス、オシメなどを一式放り込むことができたので、
何とかなりました。

目的地は岩手県田野畑村にある牧場です。ここのご家族に子供を見せに行くのが目的です。
子供のことを考えると1日で岩手まで行くのは厳しいのと、それだけではつまらないので往復の
途中で1泊することにしました。東北には友人、知り合いが何人かいます。それぞれ友人、後輩が
いる街を選び、夜は友人達と会えるように調整します。行きは岩手県一関市で1泊、帰りは
宮城県石巻市で1泊です。

天気にも恵まれ、楽しい旅行でした。久々の東北は緑がまぶしく、いつにも増して「東北はいいなあ」
と感じました。3年ぶりの牧場では歓待して頂き、子供も牧場の子供と遊んでもらい楽しそうでした。
また、久しぶりに会った友人、後輩もそれぞれ元気そうでした。普段は会わない人に会い、
普段は話さないことを話、刺激を受けました。

子供連れの旅行については大変! の一言です。移動する際は車に乗せておくだけですが、
休憩を計画的に取り、しかも一定時間以上は遊ばせてあげる必要があり、なかなか目的地に
近づきません。また、4泊5日のうち、4日間は移動していたため、最後は子供がクルマに乗るのを
嫌がるようになりました。それから宿の手配、宿での生活も大変です。家では子供対策をしてあるため、
手が届きそうな場所に物は置きません。置いてあるのは、どうなってもいいような物ばかりです。
扉には鍵を閉め、行って欲しくないところにはネットをはってあります。ところが、宿は触りたいものが
そこら中に転がっています。電話機、テレビ、ちゃぶ台、ポット、花瓶等あげればきりがありません。
さあ、大変。電話に早速反応し、何回かフロントにかかってしまいました。受話器を持っているのに
気づいた時は遅く、向うから「モシモシー、モシモシー」という声が聞こえてきました。
そんなわけで部屋にいる時は四六時中、子供を見張っていなくてはなりません。お風呂に入るのも
トイレにいくにもカミさんと交替です。ちっとも気が休まりません。

東北旅行は楽しく刺激に富んでいましたが、クルマでの長距離旅行には、もう少し時間がかかり
そうです。

2004年6月17日 結局買っちゃいました



結局、買っちゃいました。スピーカーはKEF Q1、アンプはRotel RA02、CDプレーヤーは
Rotel RCD02です。スピーカーはDALIが良かったのですが、お値段も10万円と良かったので
諦めました。今にして思えばCDプレーヤーはRoteにする必要はありませんでしたが、
舞い上がっていたせいか一緒に買ってしまいました。
子供がいるとセットアップできませんので、カミさんと子供が帰省している日を狙って購入しに
いきます。土曜日に買いに行こうと思ったものの、まずは置く場所の検討です。現在、使っている
スチールラックの幅、購入予定のアンプ、CDプレーヤのサイズを比較してどのように置くか
検討します。
あれれ、Rotelだと今のラックに入りません。プレーヤーなどの置き場所も考え、結局、アイリス
オーヤマのラックを新規に購入し、組み立てることにしました。近所のホームセンターにラックを
買いに行き、一人で組み立てたら土曜日は終わりです。
翌日の日曜日にお金を握りしめて(小学生みたい)吉祥寺のオーディオユニオンに迷いに行きます。
カミさんがKEFの色(ブラック)に難色を示しており、それがどれにするか迷う原因になっていました。
仕事の悩み、家庭の悩みは困りますが、こういう悩みは歓迎です。店に行ったところ、KEFの
下位機種が新発売されており、安さに目がいってしまいます。色も明るい色です。2時間迷った挙句、
KEFにはダークチェリーという色があることが分り、一件落着です。

少し高めのスピーカーケーブルをおまけにつけてもらいました。店員さん曰く、ケーブルにも上流と
下流があるので、間違えずに上流をアンプ側に接続して下さいとのこと。ね、マニアックでしょ。

帰って早速セットアップです。ケーブルは今まで使っていたものと異なり、径が太いので皮膜を
むくだけでも一苦労です。ケーブルの接続は説明書を見ながらやります。あれれ、CDプレーヤーの
箱にアンプの説明書が入っている。なんということでしょう、アンプの説明書が手許に2枚、でも
CDプレーヤーの説明書はありません。分らないところは適当につなぎます。

スイッチを入れ、感動の音出しです。全然違います。今まで使っていた機械には申し訳ありませんが、
同じ音源から出たものとは思えないほどクッキリした音がします。LP、CDの聞き比べもしてみました
が、新しい機器で比べるとLP,CDの差が分りません。今までLPはCDに比べて優位と公言して
いました。古い機器だとLPの方が音の奥行きが感じられたためです。
しかし、新しい機器だとそんなに違わない気がします。ウーン、私よりいい機械をもっている知り合いに
LPの方がいいんだあ、なんてことを恥ずかしげもなく言ってきましたが、それはチープな私の機械
だけだったのかもしれません。ちょっと恥ずかしいです。

楽しくなって手持ちのフォーク、ブルーグラス、アイリッシュ、ジャズ、ロック、クラシックなどジャンル、
楽器、媒体(CD,LP)を変えて聞き比べをします。どうやらこのスピーカーは弦楽器に向いている
ことが分かってきました。店で聞き比べをした時の印象と同じです。ギターソロ、ピアノソロなどは一音、
一音の弦の振動まで伝わりそうですし、弾き終わった時の余韻、静寂がえもいわれません。
特にピアノについては弦を鍵盤が叩いて音を出していることをあらためて思い出させてくれました。
残念ながらビックバンドジャズはそれほど感動的ではありません。でも、聴いている時間の割合から
いくとアコースティックギターを中心とした音楽を聴いている時間が長いことからQ1を選択したので
しかたがありません。

どこのホームページで読んだか定かではありませんが、海外のスピーカーはある一定量以上の
音量を出さないと本来の性能が発揮できないと書いてありました。また、購入当初は慣らし運転
(エージング)をしないと本来の音にはならないともありました。

私が住んでいるのは1階で、幸か不幸か上と横は入居者がいません。そんなわけで比較的大きな
音量で鳴らすことが可能です。少し大き目の音を出すと音が変わってくるような気がします。
気のせいかもしれません。また、エージングの件については購入して2ヶ月弱になり、徐々に音が
良くなっている気がします。これも気がするだけかもしれませんが。

いずれにせよ、新しい機器を購入することにより音楽を聴く回数が増えたこと。また、今まで聞こえて
いなかった音が聞こえる楽しみが増え、嬉しい限りです。

後日、ROTEL JAPANの社長さんから購入に対する手書きのお礼状、CDプレーヤーの説明書、
品質保証シールが送られてきました。些細なことですが、ROTELにして良かったと感じました(単純!)。

2004年3月20日 スピーカー欲しい

スピーカーを買おうか迷っています。ジャズ喫茶「ベイシー」について書く位ですから、私は音楽が
好きです。好きな音楽はフォーク、ブルーグラス、アイリッシュ、ジャズなど、アコースティック
なものです。しかも、LPで聞くことにこだわっています。第三者的に見ると、それほどこだわりが
あるなら、オーディオもこだわってしかるべきと思われるかもしれません。
しかし、普通のミニコンポで聞いているのが実情です。しかも、スピーカーにいたっては大学生の時に
秋葉原で買ったものです。社会人になって経済的に余裕ができた以降も、狭い部屋に住んでいたため、
大きいスピーカーを購入することは考えませんでした。
義理の弟は社宅にタンスのようなタンノイのスピーカーを置いています。先日、久しぶりに
聞かせてもらったところ、やっぱり音がいい。持ち込んだカウントベイシーのCDを聞いても
ピアノ、シンバルの音が独立してハッキリ聞こえます。いいなあ。引越をして1部屋増えたことから、
いいスピーカーが欲しくなりました。

早速、店を回って情報収集です。オーディオマニアでは無いのでそれほどお金をつぎ込むわけには
いきません。また、部屋が増えたとはいえ、そんなに広くはないので、大きいスピーカーは買えません。
大体の予算からするとJBLの小型スピーカー、タンノイの小型スピーカーなどが対象です。
何軒か店を回っているうちに、値段だけで比較しても、音を聞かなければダメではないかと、当然の
ことに気づきました。というのも秋葉原に行ってみて、私が欲しいような初級者向きのスピーカーは
殆ど試聴できないことが分ってきたからです。中級者以上の機種は試聴が可能なのですが、私が
狙っているクラスは試聴コーナーに置いてあることが殆どありません。
クルマやバイクなどはある程度、メーカーの色が分っているので、自分の好みとマッチングして
欲しいものは分ります。ところがスピーカーは「ジャズに強いJBL」、「クラシックに強いタンノイ」位
しか知らないので、値段とメーカーだけを頼りに選択しようとしていました。
これは危険な選択です。

そういうわけで吉祥寺のオーディオユニオンに試聴に行きました。聞かせてもらったのはJBL,KEF、
DALIの3種類です。JBLは以前からの憧れ、KEFは値段、DALIは秋葉原巡りで何かひかれるものが
あったためです。
聞いてみて、これほど音が違うとは思いませんでした。憧れのJBLはキンキンして耳に突き刺さる
感じです。(高くてサイズが大きいJBLはいい音がしていましたので、その機種に限定してのようです)
KEFは奇異な外観とは異なり柔らかな音がします。DALIはサイズが小さいものの、とてもサイズからは
想像できないほど豊かな音質です。みずみずしい音色とでも言うのでしょうか。値段が高いのがネック
ですが、音だけでいけばDALIが1番です。
店員さんから「アンプは何をお使いですか」と聞かれたので、ミニコンポとは言えず、「今はミニコンだけど
アンプも買い替える予定です。」と言い訳がましく答えます。ここぞとばかりに店員さんにたたみ
かけられます。それなりの音を出すにはそれなりのアンプが必要だと。
ROTELという聞いたことの無いメーカーの製品を薦められました。何でも輸出専門の日本製品です。
外観もスッキリしており、「できる」感じです。もともとマニア製品に弱い性格なので、強くひかれてしまい
ました。

もともとスピーカー購入のつもりがアンプ、CDプレーヤーも購入となると予算を遥かに超えてしまいます。
想像もしてみなかった展開に慌てながら店を出ました。

それでも、久しぶりに物欲に火がついてしまい、DALIとROTELが忘れられません。さて、どうなるでしょう。

2004年3月1日 鶯のいる林

今の家は段丘の下にあります。ここらあたりでは段丘のことをハケとよんでいます。
家の裏側(北側)が段丘になっていますが、ここに林があります。
家を決める際、近くの林の存在が決定要因となっているほど、私は森や林が好きです。
以前、住んでいた所も林が残っており、夏にはカッコーが鳴いたりして、いい場所だなあ
と思いましたが、開発が進むにつれ林もカッコーもなくなりました。今朝、通勤の際に
林の横を通ると鶯が鳴いていました。朝の澄み渡った空気の中をホーホケキョと鳴いています。
それを聞いて、今の住みかは当たりだなと感じました。

2004年2月12日 水疱瘡

子供が水疱瘡にかかりました。金曜の午後、夜勤のため出勤する際は何も無かったのですが、
土曜日に帰ったところ、湿疹がポツポツ出ていました。子供は元気に遊んでいるので、様子を見た
ものの、日曜になるとさらに増えたので休日診療の病院に連れて行きました。しかし、カゼが
はやっていることから病院が混んでおり、他の病気をもらうのを恐れて帰ってしまいました。
(この時既に水疱瘡にかかっており、もらうどころかうつす側でした)

結局、月曜日に病院に行って水疱瘡だったことが分かりました。熱も出さず、普段と様子が
変わらないため、気づかなかった親も親ですが、水疱瘡なのに普段とかわらず遊んでいた子供も
子供です。この親にしてこの子あり、です。何はともあれ軽くて安心しました。

2004年1月15日 肩凝り

私は肩凝り持ちです。30の声を聞くまでは肩凝りなど意識したことがありませんでした。
しかし、いつの頃からか肩凝り持ちになっていました。コンピュータの仕事で画面を見ることが
多かった上に、大分前から一人一台PCが当たり前になっているため目が疲れることが多いのが
原因でしょう。
ここ数年は朝から肩凝り性の頭痛を感じることも少なくありません。最近ではマッサージジャンキーに
なっており、1週間に1回いかないと次の1週間がもたないようです。

今年の正月には生まれて初めて肩凝り性の頭痛で吐きました。驚いたのは朝、起きてから頭痛が続き、
昼過ぎには吐いてしまったことです。
さらに正月があけて、会社が始まってすぐにも頭痛に見舞われ、ほうほうの体で家に辿り着きました。
この時も気持ちが悪く食事はおろか、動くのも億劫でした。翌日になっても直らないため、仕事を
休みました。今まで経験のないほどひどい頭痛を立て続けに経験したので、またなったらどうしようと
怯えつつ、こりゃいかんと対策を考えました。毎回、痛む箇所は後頭部の目のツボのあたりです。
目の疲れが原因なのは間違いありません。目の疲れに原因があるのではないかと
疑い、度を落としたメガネを新調しました。目の疲れが減れば、頭痛の原因も
なくなるのではないかという仮説です。

試してみて暫くたちます。効果はあるようです。今までなら帰りにズキズキする
ような頭痛信号も、微弱のように感じます。とはいえ、度が弱い分だけ世界がボンヤリ
見えてしまい、リアルに感じられないこと(会社にいてもリアルさがないんですよね)、
根本的な解決にはなってないことからこれからも対策を考えなくてはなりません。

いい解決方法を知っている方は是非お教え下さい。