私は家で映画を見ることはありません。これは長年の残業生活で家でビデオを見る時間を取れなかったという
のもありますが、ある時期から「映画は映画館で見たほうが楽しい」ことに気づき、それからは意識して映画館
に行くようになったためです。ビデオは上映開始時間を気にする必要がない、料金が安い、映画館が無い地方
でも見ることができるというメリットがありますので、ビデオを否定するつもりは毛頭ありません。しかし、ビデオ
はビデオ、映画とは違うと考えています。その違いは次の通りです。
1 スクリーンの大きさ
いくらテレビの画面が大きくなったとは言え、やはり映画館のスクリーンの大きさにはかない
ません。受ける印象が違います。
2 映画への集中度
映画館では映画が始まったら、終わるまで映画だけに集中できます。電話が鳴ったり、
クルマの音、子供の泣き声などは聞こえません。現実から隔離されます。
3 観客の有無
映画館では観客が一斉に息をのんだり、笑ったりします。それによる相乗効果も無視できません。
「ラヂオの時間」を2回見に行った妻によると観客の多かった1回目の方が楽しかった、
ということになります。
4 新作が早く見れる
いうまでもなく、話題の新作、待ちわびた作品が早く見ることができます。
5 ビデオにならない作品がある
単館ロードショーの作品、C級映画などはビデオにならないことがあります。
主に1、2,3の理由によると思うのですが、同じ作品を映画館とビデオで見た場合、前者の方が間違いなく
強い印象を得られます。映画はやはり映画館で見た方が楽しいと思います。
確かに上映時間を確かめて映画館に行くのは手間がかかりますが、最近では立川のシネマシティみたいに
21時からの回を設けているところもありますので、時間も昔に比べると選択の幅が広がっています。
是非、映画館に行くことをお薦めします(地方に住んでいる方、ごめんなさい)。