(インターネットからダウンロードした画像です)
ヤフーのオークションに久しぶりに E21 318i が出品されています。これから古い BMW を購入する場合、E21 は魅力的なのでしょうか。
自分なりに考えてみました。
買い
若い頃 E21 に憧れていた方にとっては間違いなく「買い」でしょう。また、珍しい BMW に乗りたいという方にとっても「買い」です。希少性
(希少価値があるかどうかじゃありません。あくまでも希少性) という観点では、今回出品されている 318i AT なんかはもはや貴重品です。
318i AT なんていくらでもあるだろうと思ったあなた、それが違うんですよ。最近、人から頼まれて 318i AT を探したことがあります。以前は
何人か乗っていた方を知っていたのに、最近確認したところ連絡がとれなくなっていました。逆に連絡がとれる方はというと、320i MT、
320 MT、323 MT など MT ばかりです。なので、318i AT は E21 の中でも希少派になっています。
買いではない
上と少し矛盾しますが、珍しい BMW に乗りたいという方にとって、E21 にはマイナスの面が 2 つあります。1 つは以前から言っている通り、
同好の士が少ないということです。人から「珍しいね」と言われることはあっても、E21 乗り同士で「ですよねー」と E21 談義で盛り上がる
ということがないのです。私の場合、オフミなどで E21 が最も多く集まったのは 3 台で、それも 2 回しかありません。
もう 1 つは、その中途半端な年式です。クラシック・カー・フェスティバルなどの出場条件を見ると、「1975 年までに製造された車」などと
記載されています。19xx 年の xx はそのフェスティバルによって異なりますが、大半は 1980 年以前です。E21 は 1975 年から 1983 年
まで製造されており、320 は 1980 年以前ですが、318 や 6 気筒の 320 や 323 は微妙です (こちらもご覧ください)。せっかく、
珍しい BMW を購入してクラシック・カー・デビューと考えているとしたら、夢が頓挫してしまいかねません。
今回、出品されている車については、どのような方のもとにいくのか分かりかねますが、いずれ元気に路上復帰するといいですね。
(2014 年 6 月 5 日追加)