小ネタ集(その4)


パワー・ウィンドウ
最近、スイッチを押しても助手席のパワー・ウィンドウが下がらないことが多々あります。一旦下がった窓が上がらなくなり、空からは今にも
雨が降りそうなんて時はもう泣きたい気分です。

パワー・ウィンドウが下がらない場合、モーターまで電気がいっているか確認する必要があります。スイッチをオンにした状態で、
パワー・ウィンドウのスイッチを入れた時に、メーター内で光っているオイルやバッテリーのインジケーターが一瞬暗くなれば、モーターまでは
電気が通じています。言われて試してみたらその通りでした。



なので、助手席の窓の不具合は、スイッチからモーターまでの配線の問題でないことが分かりました。どうやら、歯車のかみ合わせが悪く、
止まった位置によってはモーターの力で回らないのではないかというのが BRM さんの見立てです。それが証拠にスイッチを押した際に
人の手で窓をひっぱったり、下げてやると下がります。ウチで使っている電動シュレッダーも、紙屑がつまってくるとモーターのトルクが
負けてしまい、回らなくなります。きっと似たようなことなのでしょう。

ちなみに、パワー・ウィンドウになって以降も、手動式の開閉ハンドルが付いていた跡の蓋をめくってアーレンキ(六角レンチ)を差し込むと
手動で回すことができたようです。私の車にはその仕組みが備わっておらず、蓋を外しても回すことはできませんでした。



何年製までか分かりませんが、ある時期までは故障に備えて代替手段も残しておいたようです。ところが、この話を E30 M3 の元オーナーに
話したら、M3 も同じだとおっしゃってました。年式が基準ではなさそうです。何が基準でそうなっているのでしょう。


ハザード・スイッチの位置変更
前期型と後記型ではハザード・スイッチの位置が違うと書きました。これについて、変更の理由は「ドライバーに異変が起きたときに、
助手席からでもスイッチが押せるように」であると S 山さんに教えていただきました。ナルホド、これは合理的な理由なので納得です。

ちなみに、S 山さんの E21 は 38 年間ハザード・スイッチの故障とは無縁だそうで、これにはビックリ。故障しない秘訣は使わないことですが、
S 山さんの名誉のために付け加えると、故障しないようにするために使わないわけではなく、緊急時にしか使う習慣がないためです。
故障しないように使わないのは私のことでした。

(2014 年 5 月 6 日)

その後、E30 のオーナーズ・マニュアルを確認して、パワー・ウィンドウを手動で操作する方法が記載されていることを確認しました。
E30 にそのような代替手段が備わっていることは分かったのですけれども、E21 のオーナーズ・マニュアルには記載がないため、
ひょっとすると E30 からの機能なのかもしれません。E21 でも機能が備わっていたことをご存知の方がいらしたらご教示ください。
(2014 年 6 月 5 日)