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日々雑感(2014)


12月16日 湯島天神
親戚の娘さんが高校受験なので、湯島天神にお守りをいただきに行ってきました。わたくし、東京育ちですが湯島天神に
来たのは初めてです。御茶ノ水駅から湯島聖堂を見学し、歩いて湯島天神に向かいました。いたるところに、町の名前の
由来を説明する案内板があったり、渋いつくりのうどんすきのお店があったりと、いやでもお江戸の歴史を感じさせる街でした。

でも、一番印象に残ったのは、湯島聖堂でも湯島天神でもなく、街の起伏の激しさと、ラブホテルの多さでした。一体、何を見てるんでしょう。



写真に写っているのは三組町で見た坂です。路地をふっとみたら、先が落ち込んでいたので少し行ってみたら急階段になって
いました。上から見ても相当に急な階段ですが、下まで降りた子供に言わせると下からは壁のように見えたといいます。
知らない人が自転車で曲がった先にこの階段があったら、軽いけがではすまないでしょう。「タモリ・クラブ」などで、
起伏が多いんだろうなあとは思ってましたけど、実感しました。

もう一つのラブホテルは、予想もしていなかったので驚きました。だってね、普通に街中を歩いていると唐突に登場するんですから。
しかも、隣の建物には図書室があったりして、子供に何て説明すんだろうと心配になりました。たまたまなのかと思ったら、
湯島天神に近づくにつれ、ぽつぽつ目につくようになったので、あのエリアはそういう地域らしいことが分かりました。
鶯谷とかだったらわかるんですけど、文京区湯島ですからねえ。文京区の意外な一面を知りました。

12月16日 Water is wide
最近、この曲を耳にする回数が増えた気がします。一番メジャーなのは朝ドラ「マッサン」の中でエリーが歌うシーンです。
カミさんによると「アンと花子」の中でも使われていたとのこと。NHK の特報首都圏という関東限定の番組でも、八木倫明さんと
クミコさんという方により、広まっているという紹介がありました。

曲に罪はないものの、この番組を見ていたら、もやもやした気分になりました。というのも、私の好きな坂庭省悟さんが、
以前から「海原」という曲名で歌っていたからです。

もともと、スコットランドの民謡ですし、八木さんの詞は坂庭さんの詞とは別ものなので、八木さん達に文句をつける筋合いのもの
ではありません。でもね、水戸黄門の歌詞をおもいだしてしまうんですよ。「後から来たのに追い越され」ってやつですね。
坂庭さんが生きていたら、何と言うか聞いてみたいものです。あの口調で「しゃーないやんか」と軽やかに笑い話にしてくれるでしょうか。

坂庭さん、その相方だった城田さんが 1990 年代から紹介してくれたアイルランドやスコットランドの歌には、今回の曲以外にも
素晴らしい曲がたくさんあります。

いつの日にか、素晴らしい曲を日本に紹介してきた坂庭さんや城田さんが評価されることを、ファンとしては願わずにいられません。
坂庭さん、城田さんへの思い入れについては、こちらをご覧ください。

12月16日 ごめんね青春
宮藤官九郎さんのドラマ「ごめんね青春」、面白いですね。とうとう、ロケ地の三島に行ってしまいました。何ということでしょう。

昔は、ドラマに夢中になるなんてことはあまりなかったのに、最近では夢中になるようになりました。
「ごめんね青春」については、「あまちゃん」に熱中したのがきっかけです。それで、脚本が宮藤さんということで、期待していたら
予想どおり面白かったというわけです。

子供には刺激が強すぎるかもと、最初は少しためらったものの、親子3人でゲラゲラ笑いながら見てしまったので、今さら
ダメだとも言えなくなりました。

三島に行ったのは、富士山方面にドライブに行った帰りです。もともと、三島には高校の先生をしている友人がいるので、
会えたらなあという気持ちもありました。彼は、伊豆っぱこで高校に通い、今は三島で高校の先生をしているので、主人公の
設定と似ています。とはいえ、主人公みたいにカッコいいはずはありません。ちなみに、この友人、以前は岩手県の久慈市に
住んでいたので、宮藤作品のロケ地と深いかかわりがあります。偶然とはいえ、驚くべきことです。

三島では、源兵衛川沿いを散歩したり、三島東高校のモデルとなった高校を見たりしました。街中にも感じのよい川が流れている
良い街です。三島コロッケも探したものの、案外と見つかりませんでした。もっと、簡単に見つかると思ったんですけどね。
お店の方に話を聞いたところ、私達のような、今まで見なかったお客さんが増えたとか、自分の店が映ったとか、
地元の人も喜んでいることがよくわかりました。見て楽しく、地元も喜ぶ宮藤作品はいいですね。

12月16日 映画館
新宿のミラノ座が閉館するそうです。ミラノ座といえば、1000 人規模のキャパシティーを誇る大映画館でした。学生時代、
20 代の頃はよく行ってました。裏を返せば、最近は行ってないということです。お前みたいな奴がいるから閉館するんだろって?
はい、そのとおりです。

同じ規模の新宿プラザは既に閉館してしまい、残っていたミラノ座もついに閉館です。映画館はシネマ・コンプレックスが
中心のため、今後、大規模な映画館ができることはないでしょう。閉館する前に迫力のあるミラノ座で「レイダース」なんか見たいな。

12月16日 昔の仲間
約30年前に岩手県で知り合ったアメリカ人女性が来日するというので、友人と誘い合わせて会ってきました。実は、
この方とは昨年も会っています。昨年は本当に30年ぶりだったので、新鮮でした。でも、今年は1年ぶりなので、
一緒に集まった友人たちと会う方が新鮮でした。

一人一人の友人とは個別に会っているものの、この面子で一同に会するのは卒業以来記憶がありません。なので、
約30年ぶりです。金曜日にもかかわらず、当初は行けないと言っていた静岡の友人が、昼になって上京すると言いだし、
夕方になって岐阜の友人からも「これから行く」と連絡がきて、結局、5人集まりました。

私もそうですが、いま会っておかないと次はいつ会えるか分からないという気持ちが無意識に働いたようです。さもなければ、
金曜日の晩に新幹線で駆けつけないでしょう。

話すことといえば、仕事の苦労、健康のこと、親の介護のことなど、年齢相応の話なので、湿りがちな話題です。けれども、
そこは昔のよしみ。まだそんなことしてんのかよ、とか、バッカじゃねーの、という応酬もあり、笑いに転化されてしまいます。

価値観を同じくした昔の友達と会うのは、楽しいことがよくわかりました。次に揃うのは、80歳を超えた頃かなー。
もう死んじゃってるかもしれませんね。

12月16日 ひさびさの物欲
ひさびさに物が欲しくなりました。それはカメラです。動機は、フィルム・カメラで撮影したことです。この一眼レフ、昨年の冬に
子供のマラソン大会を撮りにいったところ、シャッターが上がらなくなってしまいました。それを今年、修理に出して直したものの、
なかなか撮る機会がなく、ようやく先日ためすことができました。電池切れで露出計が動かないなどの細かなトラブルはあったものの、
ひさびさの一眼レフは楽しかったです。ファインダーを覗いてピントを合わせる楽しみを思い出しました。



持ってるデジカメは安いお手軽機種なので、ファインダーは覗けません。おまけにピントもオートなので、とりあえずとっとけてな
具合でパシャパシャとって、後からパソコン画面で確認して、ようやくできが分かります。その場でも確認できますけど、
液晶は小さいうえに反射するので、ピンぼけもよくわからないんですよね。結局、安物買いの銭失いを地でいっていた
ということでしょうか。

さすがに、何十万円もするようなデジタル一眼レフは買えません。でも、絞りを指定できるような、少しいいデジカメが欲しく
なってしまいました。久しぶりに感じる物欲です。さてどうなるでしょう。

12月16日 谷保天満宮旧車祭
今年もクラシック・カーを見に行ってきました。昨年も見るだけでした。でも、自分も旧車に乗っていたので、気分だけはあちら側。
今年は、旧車を手放してしまったので、気分は完全にこちら側です。旧車を見るだけでワクワクする気持ちは押さえきれないものの、
気分は複雑です。いつの日か、あちら側に戻れたらいいなあ。



E21 でこういうお祭りに出たかったなあ。と思っても後の祭り。



初代ブルー・バード。車齢とドライバーがシンクロしていい感じです。

12月16日 古いバイク
今日は、母のいる老人ホームにバッテリーの充電をかねてバイクで行きました。たまに乗らないとバッテリー
あがっちゃうんですよね。その途中で見た 2 台の古いバイクについてです。

ヤマハ TX500
信号待ちをしていたら、古いバイクがやってきました。ヤマハ TX500、1970 年代のバイクです。
信号待ちなのに、しきりに空ぶかしをしているので嫌な感じだなあと思っていたら、2 つ目の信号待ちの最中にそのバイクの
エンジンがストールしてしまいました。セルを回すものの、バッテリーが弱いのか、ものすごく苦しげなまわりかたです。
青に変わったので、私は先に行ってしまいました。薄情な気もしますが、同じ立場だったら、放っておいて欲しいからです。
かっこ悪いですもんね。

少し先で信号まちをしていたら、先ほどの TX が追い付いてきました。幸いエンジンがかかったようです。ところが、
またエンジンがストールしてしまいました。どうやら、ある回転の下になるとストールするようです。空ぶかしをしていた理由は
これだったんですね。バックミラーで見ると、乗っているのは私よりもお若い方のようでした。あの短かい時間に 2 度も
ストールするようでは、先が思いやられます。

その方は引き返すことなく、飯能方面に向かわれたようですけど、あの方面は、行けばいくほど駅からは遠くなるんですよね。
引き返した方がよかったんじゃないかなあ。1983 年製のバイクに乗ってる親父に言われたくないでしょうけど。

カワサキ KH (ケッチ)
対向車線をかっとんでくる緑色のバイクがいます。バイクの後ろには盛大な白煙が地をはうようにたなびいています。バイクを見ると、
やっぱりケッチでした。250 か 400 か見分けがつかなかったものの、後期型のカラーのケッチです。すごいなあー。対向車線からも
白煙で車種が分かっちゃうなんて。おそるべしケッチです。エンジン・オイルどれくらい消費してるんでしょ。

12月16日 赤瀬川原平
私の場合、赤瀬川原平というと「東京路上探検記」や「超芸術トマソン」です。大学生の終わり頃と時期が重なっており、
何かと話題になったので読みました。親しい先輩は、その以前から「櫻画報」に感化されて、「唐松画報」なんていうのや
贋札もどきを作ったりしていましたけれど、私は絵心がないので、そこまでの影響は受けませんでした。

どちらかというと芸術家としてよりも、文筆家として好きでした。何でもないことを平易に切り取って言語化する能力が抜群でした。
例えば、次にあげるのは、「仙人の桜、俗人の桜」という本で東京について語っている一節です。

「この高級料亭というものについて、東京ではまるで雲の上だが、金沢ではそれが階段の上くらいで、身近の地つづきの
場所として感じられる。土地の人に聞いてみても、一般でもちょっと伸び上ってお昼を食べに行ったりはよくあるそうで、
やはり金沢の庶民は豊かだと思った。東京に高級料亭はあっても庶民にはまるで無縁だから、東京は貧乏だ。
何も高級料亭のことだけではなくて、東京はとりあえず臨時の建物に住み、とりあえず臨時の食べ物を食べて、
そんな有り合わせのものが結局は生活になってしまっているという貧しさがある。」

これは、特別な言い回しや、難しい言葉は使っていませんけど、東京の貧しさを端的に表しています。このように、自分が漠然と
思っていたり、思ってもみなかったことを文章で提示されると、才能というのはこういうことを指すのだろうと思います。一見、
当たり前のようなことを言っているので、自分にでもできそうにも思えます。けれど、できないんですねえ、これが。

赤瀬川原平のような文を書くことはできませんが、読むことはできるので、まだ残っている未読の本を読むことにしましょう。


10 月 13 日 同級生の定義
カミさんとは育った地域が違うため、話している内に用語の定義でもめてしまうことがあります。最近では「同級生」の
定義でもめました。辞書には「同じ組の人」「同級の人」などとあります。私は前者で使っており同級生といえば、
同じクラスの人です。カミさんは後者で使っており、クラスが違っても学年が一緒であれば、同級生です。

辞書の定義を説明したところ、お前の言うことは信用ならんとまで言われる始末。皆さんのご家庭ではどちらで使っていますか。


10 月 13 日 久しぶりの名画座
久しぶりに名画座に行ってきました。やっぱり名画座はいいなあとあらためて思った次第。同じ監督作品をまとめて上映する
という企画もさることながら、客層がいいんですよね。客層がいいとは、映画が好きな人が来ているので嫌な思いをしないと
言い換えることができます。

新宿歌舞伎町の映画館で、映画が始まってもカサカサ音をたてながら飲食する人がいてガッカリしたことがあります。
話している言葉を聞いたら外国語で、こりゃ「話せばわかる」レベルじゃないと諦めるしかありませんでした。そこにいくと、
名画座は映画好きの方が多いせいか、音が気になることも、前に座られて嫌な思いをすることもありませんでした。

もっとも、適度に空いている場合のはなしなんですけどね。


10 月 13 日 立て続けに映画 2 本
コーエン兄弟が監督した映画 を 2 本見てきました。同時上映されており、1 本目が「バー・バー」、2 本目が
「インサイド・ルーウィン・デイビィス」です。

1 本目は、ハーヴェイ・カイテル主演の「スモーク」のような、渋い映画を想像してました。映画がそこそこ良ければ、
1 本目で帰るつもりでした。ところが、平凡な床屋の思い付きから、思いもかけない方向に展開していくミステリーでした。
話が展開するにつれ、「参ったなー」感が強くなります。

そういえば、以前、池袋の文芸坐に「明日に向かって撃て」を見に行ったつもりで「俺たちに明日はない」を見たことを思い出しました。
アホな私は「明日」という単語が入っているだけで勘違いしたのです。映画を間違えたというショックと映画の悲惨な結末から、
どんよりした気分で帰りました。

幸い、今回は 2 本目の「インサイド・ルーウィン・デイビィス」で何とかリカバリーできました。

それにしても、名画座で 1 日に 2 本も見たのは何十年ぶりでしょう (学生かよ!)。

10 月 13 日 接待ゴーカート
7 年ぶりにツインリンクもてぎに行ってきました。ホンダが運営するサーキットです。前回、子供は幼稚園の年中さん、今回は小学校 6 年生
です。ゴーカートに乗れる年齢になったので、さっそく親子対決です。



最初の 1 周はインをさして先行し、父の威力を見せつけ、その後は追い抜かないように気をつかいながら先にいかせてやりました。
そうしたら、降りるなり、「ボクの方がはやーい!」だって。とんだ、接待ゴルフならぬ接待ゴーカートでした。


2014 年 10 月 13 日 横田基地 友好祭
9 月初旬に 2 年ぶりに開催された横田基地の友好祭に行ってきました。開催されたのは 2 年ぶり、行ったのは5 年ぶりです。土日に
わたって開催され、日曜の午後になると、他の基地から参加している飛行機が少しずつ帰還フライトを行います。前回はこの帰還フライトが
良かったので、今年も日曜日に行きたかったものの、結局行ったのは土曜日でした。

5 年もたっていると社会情勢も変わっており、基地の入口は前回にも増してセキュリティーが厳しくなっていました。具体的には、
爆弾を積んだ車が基地に侵入しにくいように、ゲートから入ってすぐのところにシケイン上のコーナーが設けられていることや、ゲートでの
持ち物検査が行われていたことです。

お祭り自体は、アメリカンな出店目当てのお客さんが多く、にぎわっていました。しかし、飛行機については展示してある機体、飛来した
機体ともに低調な印象を受けました。何年か前は韓国の基地からスパイ機として有名な U2 偵察機が飛来したり、最新鋭の
ステルス戦闘機 F22 が展示されていました。今回は珍しい機体はほとんどありませんでした。見ものと言えば、横田基地への配備が
取りざたされているオスプレイくらいでしょうか。思ったよりも小ぶりでした。



意外だったのは空母に艦載する設計になっていることです。もともと、ヘリコプターの代替機なわけですから、空母に搭載されて当然です。
搭載しやすいように翼を曲げた状態の展示機もあり、そこでようやく空母に搭載される前提であることが分かりました。

いつもとは異なる雰囲気を味わえたものの、やっぱり、ジェット戦闘機の離陸が見たかったなあ。


8 月 6 日 通信販売
先日、欲しい本を探して盛岡の古本屋に手当たり次第電話をしたところ、3 件目でお目当ての本が見つかりました。60 代以上と思われる
店主との会話です。

K 島「その本が欲しいのですが、送っていただくことは可能ですか」
店主「通信販売いやなんだよね。先日も本を送ったら、お金を払わない人がいてさ」
K 島「入金を確認してから発送していただければ構わないので、ぜひ欲しいのですが」
店主「あの本ね、作った会社が倒産しちゃって、ウチにはまだ 10 冊くらいあるんだよ」
K 島「そういうことでしたら、仲間で欲しい人もいるでしょうから、5 冊でも 10 冊でも買います」

ここで、店主興奮。何でかわからないけど、声がうわずる。

店主「倉庫に行って、何冊あるか確認してきますので、少し待ってください」

結局、在庫は 3 冊であることが分かり、3 冊購入することで交渉成立。入金先を教えていただく。

K 島「じゃあ、今日は週末なので、月曜日に入金を確認したら発送をお願いします」
店主「本は今日、すぐに送りますから」

いやいやいやー。だまされたばかりなのに、入金を確認せずに本を発送しちゃだめでしょう。私、こういう方、大好きです。でも、もう少し相手を
疑った方がいいかもしれないと、すれっからしの都会人は思うのでした。

あれから 3 日がたちます。これで、本が届かなかったら、相手の方が上手ってことですね。
(その後、無事に届きました。)

8 月 6 日 ずぶ濡れ
毎年楽しみにしている花火大会の季節になりました。今年はよい場所を確保すべく、いつもより 1 時間早く家を出ます。開始の 1 時間半前
には場所を確保し、準備万端です。でもね、東の空が真っ暗なのが気がかりです。たまに、小雨もパラついています。

この花火大会、いつも 7 月 20 日の梅雨があけるかあけないかの時期に行われるため、毎年、天気には悩まされます。昨年も怪しい
天気の中で開催され、帰りは小雨まじりでした。傘を広げながらシートに座っていたら、少し雨足が強くなってきました。カミさんは、
屋根のあるところに退避しようといいますが、一旦場所を手放したら誰かにとられてしまうことを心配する私は応じません。

そうこうしているうちに、花火をまっている群衆が東の方から悲鳴を上げ始めました。球場などでウェーブが湧きあがるのと同じように、
徐々に悲鳴が広がっていきます。そうです。突風と大雨がきたのです。ゲリラ豪雨としかいいようがないほどの雨風が突如降り注いできました。
強風を伴う雨には傘なんか役に立ちません。慌ててシートを持って撤収するものの屋根があるところに入るまでにずぶ濡れになりました。

いやあ悲惨だなあ(稲川淳二口調)。久しぶりにエライ目に遭いました。

その後、30 分以上雨風と落雷が続き、結局、降られてから待つこと 70 分、予定より 20 分遅れて花火は始まりました。よくも悪くも、
この花火大会は印象に残ることでしょう。



7 月 13 日 ジャンク・フードにやられてる?
子供と一緒にテレビを見ていたら、TED というプレゼンテーション番組でイギリス人シェフが食育について発表していました。カミさんによれば、
ジェイミー・オリヴァーというイケメン・シェフです (女性ってイケメンのことはよく知ってますよね)。

シェフによると、アメリカでは食に関する関心が薄いせいで、子供の健康が損なわれています。別のところで読んだ話でも、1980 年代から
この 30 年間でファスト・フードやポテト・チップスのようなジャンク・フードから得られる糖分、脂肪分、塩分により、現代のアメリカ人の
健康はかつてないほど深刻な状態になっており、現在進行形で進んでいます。特に肥満の問題は深刻で、ニュー・ヨークでは、2012 年に
ビッグ・サイズの飲料の販売を禁止する計画を発表しました。日本ではさすがに見かけませんけど、バケツのようなカップが対象です。

問題の因果関係は明らかなものの、イケメン・シェフの訴えは世論を動かすことができるでしょうか。結果は懐疑的です。というのも、
相手はアメリカが誇る食品メーカーやファスト・フード企業だからです。実際、ニューヨーク市の計画は、メーカーが裁判所に訴えたため
実施できていません。また、食品メーカーは多額の費用を使って、この計画は(飲料の)選択の自由を侵害するとキャンペーンを行っています。
「自由の侵害」というのは、銃規制の時も使われていましたね。

健康にもお財布にも優しくないので、ウチでは子供にジャンク・フードをあまり与えないようにしています。ちょうどいい機会なので、
ジャンク・フードの危険性を説明したところ、「ケンタッキー・フライドチキンに行きたーい。最近、行ってないから。」ですって。ダメだこりゃ。


6 月 22 日 ウクレレ・カフェ
バイクで飯能方面を散歩をしている最中に怪しい箇所があったので急停止。ナニナニ、「ウクレレ喫茶」ですと。怪しいですねー。おまけに、
駐車場にはフィアット・パンダが止まっているし。



先を急ぐわけではないので、突撃してみました。結果から先にいうと、大変気に入りました。理由は次の 2 つでしょうかね。

@脇を川が流れており、コーヒーを飲みながらボンヤリ眺められる。
A店内に楽器やら、スピーカーが多数おいてあり、ライブ・ハウスの怪しい雰囲気がある

古い車が置いてあったり、店内に音楽の雰囲気が充満しており、川の近くというロケーションも親父にとっては最高です。気になったかたは
ヤナギコーヒーで検索してみてください。

名栗川沿いには、こちらのカフェ以外にも気になる飲食店があって楽しそうです。


6 月 12 日 フィールド・アスレチック
子供と一緒に「つくし野フィールド・アスレチック」に行ってきました。近所の野川公園にもそれらしいのが
ありますけれど、ここの比ではありません。何より、失敗したら水に落ちる箇所があるのが楽しげです
(ビビるといけないので、子供には内緒にしてました)。

最初は簡単なのから始まりますが、コースが進むにつれて難易度が上がってきます。子供と一緒に楽しもうかと思い、私も最初の 2 つ、
3 つを試したものの断念しました。最後までやると体にガタがきそうな気配が濃厚だったからです。あきらめて写真班に徹します。

コースの中盤になって、ようやく水場のアスレチックに到達です。落ちてる、落ちてる。期待にたがわず、水に落ちている子がいます。
この日は 30 度を超えていますし、水に落ちた際のことも考えて着替えを用意するよう、説明がありますので問題にはなりません。
うちの子は、そつなくこなしてしまい残念。今まで、那珂川のやなで足を滑らせてずぶ濡れになったり、御岳に釣りに行って沢に落ちたり、
水難の気があるので期待してたんですけどね。



後半は、けっこうデンジャラスな箇所があり、高いところが苦手なウチの子はギブアップしようとします。ここで、ギブアップさせてはならじと、
親父が出張って見本を示してやりました。正直いうと私も高いところは苦手なので、一人だったら決してやらなかったでしょう (笑)。

3 時間半かけて 50 箇所を回り、すべてを何とかクリアできました。子供にとっては、自分が不可能と思えた遊具をクリアできたことから
満足度が高かったようです。

フィールド・アスレチックが親にも子供にも楽しいことが分かったので、帰ってから、次に行く候補地を探してみました。そうすると、
さらに難易度の高いコースがあることが分かりました。しかも、このコースは大人でも水に落ちるようです。子供は嫌がってますが、
今度はここでしょう。

6 月 12 日 勉強会
6 年生になってから、ウチの子は女子と遊ぶ機会が増えました。今回は、勉強会に誘われたようです。近所の集会所に男女 3 人ずつで
集まって勉強をするのだそうです。当初、女子のお目当てと思われた男子が来れなくなったので、勉強会も当然なくなると思ってました。
ところが、別な子を誘って実施されたのでした。

11 時に集合というのは、近所のファースト・フード店に皆で昼食を食べに行きたいのがミエミエですけど、知らぬふりをして行かせました。
帰ってから様子を尋ねてみると、案の定、勉強している時間より休憩している時間の方が長かったようです。まあ、そんなものでしょう。
青春だなあ (青春というにはちょっと早いですかね)。


6 月 12 日 ラーメン屋
最近のラーメン屋って高くありませんか。特別なトッピングのない基本が \650 なら良心的で、下手すると\700 以上というのも珍しくありません。
ラーメンに \700 なんてと思うのはセコすぎでしょうか。そんな風に思っているので、通りを走っていると、良心的な値段のラーメン屋を
探してしまいます。作りの古い昔ながらの中華料理屋はたいてい \500 以下で食べられます。たまに、\450 とか、\380 なんてのもあり、
いつかは試そうと狙っています。

先日は、その中の 1 軒に行ってみました。お年寄りがやっている昭和の雰囲気が濃厚な中華料理屋です。近くに大学があるので、
そこの学生を意識したのか、街の中華料理屋には珍しくつけ麺もありました。

見た目もトッピングも良心的で期待がもてます。だがしかーし、残念ながら私の好みの味ではありませんでした。そういやあ、昔もツーリング先の
街で店選びを間違えて、悲しい思いをしたことが多々あったことを思い出しました。ちっとも進歩してません。

5 月 6 日 一本の電話

「6年1組の○○ですが、××君いますか?」と電話がかかってきました。なんと、うちの子のクラスのマドンナからです。何でも、
この日(休日)の昼から近所の大きな公園でクラスの子が集まって遊ぶので来ないかというお誘いでした。

子供は大喜びで飛んでいきましたが、電話を取ったかみさんも小学生の女子相手に声が上ずっており、なぜかこちらまで気持ちが
高ぶってしまいました。その子は、きれいな上に勉強もできる子なので、ウチの子には高望みであることは痛いほどわかっています。
それでも、バカ親はほのぼのとした気分になりました。頑張れ、ウチの豚児 (何を頑張るんだろう?)。

5 月 6 日 
マルク・マルケスとバレンティーノ・ロッシ

マルク・マルケスとは 2013 年の MOTO GP のチャンピオンです。昨年は、MOTO 2 から昇格して 1 年目だというのに、最初からトップ争いを
演じました。最初はまぐれかなと思っていたら、最終戦までチャンピオン争いに残り、何と優勝してしまいました。

レースごとに様々な記録を破っていった印象があるので、記録をいくつ破ったのか分かりませんけれど、ざっとこんな具合です。

・MOTO GP の最年少優勝記録 (フレディー・スペンサー)
・MOTO GP の最年少連勝記録 (マイク・ヘイルウッド)
・MOTO GP の最年少ワールド・チャンピオン (フレディー・スペンサー)

カッコ内の名前は以前の記録保持者です。これを見ても、歴代チャンピオンの中でもトップ・クラスの成績を残す可能性が高いことが
分かります。

見ていると、もう、走り方が違うというか、昨年までトップ争いをしていたホルヘ・ロレンソやダニー・ペドロサの走りとは次元が異なるように
見えます。何といっても、コーナーの直前に逆ハンを切ってスライドしながら侵入していくのは漫画の世界です。
グリップが高いスリック・タイヤで、しかも 200 キロを超える速度でしていると思うと、どうやったらそんなことができるのか想像もつきません。

かたや、バレンチーノ・ロッシです。ロッシは 9 回もワールド・チャンピオンになっていることから明らかなように天才です。しかし、
そのロッシも昨年はマルク・マルケスにまったく歯がたたず、時代の流れを感じさせました。

ところが、今年になってみたら、ロッシがマルケスに置いていかれるどころか最終ラップまで競っているではありませんか。ロッシは 35 歳に
なるというのにライディング・フォームを改造したそうです。その結果、マルケスにおいていかれなくなったとしたら、ロッシ恐るべしです。

マルケスも天才ですが、35 歳で以前のフォームを捨てて向上するところがロッシは非凡です。それに、ロッシがトップ争いに絡むと抜きつ
抜かれつのクリーン・ファイトが見られるのでレースが面白くなります。

そんなわけで、今シーズンの MOTO GP は、この二人に注目です。

2 月 20 日 ラッシュ/プライドと友情


「Rush」という映画を見てきました。詳しくはこちらをご覧ください。


2 月 4 日 STAP 細胞

STAP 細胞の発見は素晴らしい快挙ですね。発見の内容が素晴らしいのに加え、発見者が若くてきれいな女性であることも驚きです。
天は二物を与えずといいますが、社会に出てみると少数ながら二物を与えられている方がいることもよく分かります。まさに、小保方さんは
その好例ではないでしょうか。

それはさておき、今回の論文が発表された科学誌「ネイチャー (Nature) 」と、英米の報道記事を読んで面白いことが 2 つあったので
あげてみます。

1. ネイチャー誌の Web 記事に対する投稿
最近の Web 記事はコメントを投稿できる場合が大半です。STAP 細胞の発見を紹介するネイチャーの記事にも投稿が可能で、掲載後の
早い時期からコメントが投稿されています。これがなかなか面白い。

まず、投稿者からして違います。○○病院生物学研究所博士というような方ばかり。その方達のコメントも、留意点をあげながらも発見を
たたえる方がいるかと思えば、自説こそが正しく、今回の発見は「インチキだ!」と言っている方もいます(ホントに言ってる)。
後者のタイプはセミナーなんかでもいますよね。質問するふりして自説をとうとうと述べる方。

間違っているから正してやろうと思っているのか、それとも世間の耳目を集める場なので、ここぞとばかりに自分を売り込んでいるのか
分かりませんけれど、日本人の感覚とは異なるように感じました。それとも、科学の研究成果発表では珍しくないのでしょうか。

2. 海外メディアの扱い
NHK のニュースによると、海外でも大きな反響があるということで、イギリスの BBC の例を取り上げていました。本当かいなと思って、
Web で検索して読み比べてみました。すると、反響があるのは間違いなさそうですけれど、濃淡には差があることが分かりました。
発見に好意的な順にならべてみると次のようになります。

BBC (イギリス)
BBC の記事は好意的です。先頭の行で「日本の研究者」と言っています。課題はあげつつも高い評価をしていることは、本文中に
「ブレーク・スルー (Breakthrough)」、「ゲーム・チェンジャー (Game changer)」、「目覚しい (remarkable)」、「画期的 (revolutionary)」
という単語を使っていることからも分かります。

ニュー・ヨーク・タイムズ (アメリカ)
小保方さんの名前とともに結構長い記事を載せています。しかし、今回の発見は必ずしも最良ではないかもしれないという、懐疑的な
ニュアンスを感じます。ジャーナリスティックといえばいえるのでしょうが、すっきりしません。

CNN (アメリカ)
読み比べた 3 つの中では一番「ガッカリ」しました。今回、小保方さんは 2 つの論文をネイチャーに提出しており、そのうちの 1 つは
共同執筆者にアメリカ人のバカンティ教授が入っています。バカンティ教授がアメリカ人だからしかたがないのでしょうけれど、
バカンティ教授のコメントが主に取り上げられており、Japan の文字も 2 回しか登場しません。また、賞賛と思えるコメントも、記事の最後に
専門家のコメントとして「信じられないくらい将来性がありそうだ (looks incredibly promising)」を引用しているだけです。この記事からは、
大発見という雰囲気は感じられません。

日本の新聞でも、朝日と読売では同じニュースの取り上げ方が違います。今回の発表についても、単に会社の違いということだけで、
お国の違いというわけではないのかもしれません。それでも、思わぬ違いで楽しむことができました。

5 月 6 日追記
STAP 細胞については、本当に存在しているといいなあと思うものの、存在するのかどうかの判断は、素人がどうこういうレベルを超えて
しまっています。また、その後のコピペ問題が理研の調査委員会の委員長にまで飛び火したりして、何がどうなっているのか分かりません。

2 月 4 日 キャデラック・レコード

映画館で見そびれた「キャデラック・レコード」を見ました。黒人音楽の商業化に貢献したチェス・レコードをテーマにした映画です。
よしあしは別にして、子供のころからアメリカの音楽に触れて育ってしまったので、どうしてもアメリカ音楽の影響から逃れることは
できません。その音楽はというと、フォークにしろ、ジャズにしろ、ロックにしろ歴史を遡っていくと、どこかで黒人音楽と接点があります。

以前、「オー・ブラザー」という映画を見て、フォークから遡った黒人音楽との接点を目の当たりにして大変興奮しました。今回目の当たりに
したのは、ロックから遡った黒人音楽との接点でした。

マディ・ウォーターズやチャック・ベリーがロック以前の白人音楽にどのように影響を与えたかがよくわかったためです。ビーチ・ボーイズが
チャック・ベリーの曲を盗作して裁判に負けていたなんて初めて知りました(真偽のほどは不明)。

それ以上に、驚いたのがビヨンセの存在です。劇中では、黒人女性歌手を演じています。「さすがアメリカ、歌のうまい俳優がいるもんだ」
なんてのん気に見ていたら、クレジットにビヨンセと出ていたのです。同姓の別人かと思ったら本人でした。

私くらいのおじさんにはラジオのヒット・チャートでしか名前を聞かないため、顔を見てもピンときませんでした。私の年代の方には、
マドンナやホィットニー・ヒューストンくらい有名で、活躍中の黒人女性歌手といえば分かるでしょうか。そんな歌手が、偉大な先人の歴史を
辿る映画の中で、重要な役割を演じていることに対して、驚くとともに関心しました。

家で見ても結構なインパクトがあったので、映画館で見たかったなあ。音楽つながりでいくと、現在、ロードショー中の「バックコーラスの歌姫たち」
も気になっています。